Travel to Thailand Part T

Erawan Sumplaplom/ エラワン・サンプラプロム

ホテルのあったサイアムスクエアー地区を歩いてみたところ、すぐ近くで通りがかった場所。エラワンそごうの隣にある。人々が実に熱心に祈りを捧げていた。線香の香りがたちこめ、供えられた花の甘い香りが漂い何とも独特な雰囲気である。入り口にいたタイ人の方が「どの宗教も問わない神様だからお祈りしていきなさい」と教えてくれた。バンコク市内にはいたるところにこういった祠があり、祈る場が設けられている。境内にはヒンドゥーとバラモンの創造神ブラフマーが安置され、中央には神の使いといわれる象を祀った祠がある。もともとは周辺に建つホテルを建設する際事故が相次いだとのことで、土地の精霊を鎮めるために建立されたのだという。タイの寺院などでも供える花は、熱帯植物を美しく細工してあるとても芳しくかわいらしいものである。近くの道路わきの屋台でたくさんそれらが売られていた。
Erawan Sumplaplom/ エラワン・サンプラプロム

敷地内に入り奥へ行くとこの『奉納の舞』を見ることができる。過去にここで宝くじの当選を祈った老婆が大当たりし、当たれば裸で踊ることを誓っていた彼女はそれを実行したのだという。以来この舞が奉納されるようになった。この舞、とても動きがゆったりとしていて、手足の指先を反り返らせて動きをしなやかに見せている。踊り子たちは皆無表情のまま歌いながら踊っていた。タイの民族衣装の色合いとデザインの煌びやかさもさることながら、この踊りも妖艶でしばし見とれてしまった。独特のテンポの音楽にも吸い込まれてしまいそうだった。周辺では供花の他に宝くじも売っていた。そして皆さん熱心に祈っていらっしゃった。
Mc Donald's at Siam Sq./サイアムスクエアのマック

「サワッディカー!」と挨拶しているドナルドを発見!とてもタイらしく愛らしいドナルドである。何のことはないマックでのひとコマなのだが、あまりにかわいいので記念撮影!これをお土産にもって帰りたいくらいである。とても珍しいので自慢できそうである。マックで食事はしなかったのだが、スパイシーなメニューがあったりするのかしら?そういえばケンタッキーはどうだったのだろうか?カーネルおじさんは未確認である。この後別な場所にあったローカルのファストフード店で休憩をしに入ったのだが、飲み物が結構甘くてびっくりした。タイでは辛いものは思い切り辛く、甘いものはとことん甘いのである。「だからみんな決してやせてないよ〜」とガイドのPANさんも言っていた。
Tuk Tuk / トゥク トゥク

この乗り物の走る音「トゥッ トゥッ」から来ているというトゥクトゥク。タイの名物タクシーである。タイの渋滞の道をビュンビュン飛ばして走ってゆく。カーブなどはしっかりつかまっていないと通りへ投げ出されそうになってしまう。また完全に外気にさらされているので、風を切ってとても気持ちがいい反面排気ガスをもろに吸ってしまうし、騒音もなかなかである。きっと住んでいたらあまり乗らないだろう。タイ人の友達は私と乗ったので3度目だと言っていた。「運転手さん、どうか健康に気をつけて頑張ってください。」と心の中で祈ってしまった。バンコクのヘビーな渋滞のなかで活躍している乗り物に、バイクタクシーというのもある。しかしさすがにこれは乗り方を知らないので乗る勇気がない。さらに飛ばしていてかなりのスリルがありそうだが、さすがに旅行者らしき人で乗っている方は見かけなかった。が、いつか挑戦してみたい・・・と命知らずな私は思うのだったが、友達は一言、「一度も乗ったことないよ〜」。
Tuk Tuk / トゥク トゥク

トゥクトゥクから信号待ちの際に撮った。道路はぎゅうぎゅうに混雑中。特に何の乗り物はどのレーン、と言うような決まりがないように見受けられた。止まったところで止まる、という感じである。しかし皆さん運転テクニックがかなりの上級者ではなかろうか。私ならとっくに事故を起こしているというようなヒヤヒヤ場面続出であったが、みな巧みに回避している。なんというか、自分の命のありがたみを感じてしまうような瞬間が何度もあった。友達の運転もとても上手でさすがバンコクに住んでいるだけあると感心した。あのせわしない道路を、携帯電話で長電話しながら片手でハンドルを握って運転し続けていたりした。が、さすがにそれは安全基準が違いすぎます・・・と内心ドキドキしていた。タイでは車検は初めにしてしまうとあとはずっとないのだという。維持費がかからないので、皆頑張って一台は車を買うのだそうだ。それにしても渋滞はすごい、それゆえドライバーの皆さんは裏道をよく知っていて、パーキングエリアやらなにやら通り抜けたりする技を見せてくれた。
右側上部にBTS(Bangkok mass Transit System)というスカイとレインが見える。渋滞緩和のために建設されたというものの、運賃が高く地元の方の利用者は多くないという。

Lak Muang / ラク・ムアン(市の柱)

王宮前広場の近くに建つ、インドのバラモン教の寺院。トゥクトゥクで王宮へ向かう途中に見えた。タイ王室は過去に積極的にバラモンの教えを取り入れた時期があったといい、外観はどこか仏教と融合された独特な雰囲気である。1782年ラマ1世によって建立されたという。バンコクのいたるところにこんな建物があり、人々が思い思いに祈りを捧げられるようになっている。タイの方々の心からの優しさをたたえた微笑はこんな信仰深さから来ている心の平穏がなせるものなのかしらと思った。どの宗教でも受け入れ、祈る心をもっとも大事にするところは、本来の宗教のあるべき姿なのだろうかと思う。そして夜は下方から幻想的にライトアップされ闇にぼんやり光り、これまた息を呑む美しさである。
Royal Grand Palace / 王宮

1782年、ラマ1世が王朝をトンブリからバンコクへ遷都し、チャオプラヤ河畔に宮殿を建造したのがここである。その後、歴代の王が次々に王宮を建立し今の王宮群が出来上がった。ラマ8世の時代までは実際に使われていたが、現在のラマ9世はドュシット地区にあるチットラダー宮殿に居住している。入り口を通過したところにあった像。かぐわしい供花を持って、「お邪魔いたします」と挨拶。「よし、入れ」と言わんばかりに悠々と鎮座していた。付近は現在修復工事中の最中であった。しかしさすがにタイ王国が誇った文化の数々である。微細な細工が施されている建物とその模様は圧巻である。アジアの中心というか、さまざまなアジア文化を吸収し融合されて出来上がった絶妙な美しさがある。宮内はどこも煌びやかで荘厳で幽玄な雰囲気が漂う。暑さを忘れ、タイの紡いできた歴史に思いを馳せる。
Wat Phra Keo / ワット・プラ・ケオ(エメラルド寺院)

ラマ1世が王宮内に1784年に建立したタイ王室の守護寺である。カラフルに彩られた屋根に、あでやかな装飾、精巧なガラス細工、模様が施されていて本当に素晴らしい。なんというかこういう色合いにとても魅了されてしまう。アジアの至高の芸術だなぁと思う。温かみのある優しい神と人々が作り上げたらこういう形になったのだろうか。微笑みのタイの人々の心を象徴しているようである。寺院内部にある本尊仏はヒスイでできており、それがエメラルド寺院と呼ばれる由来になっているそうだ。このエメラルド仏は年に3回国王自らの手により黄金の衣装の衣替がなされるという。背後には仏教の宇宙観、向川にはブッダの降魔成道の場面、両側にはジャーカタ物語を描いた壁画がある。ここを拝観するのは二度目なのだが、いつ来ても礼拝者の人々で一杯である。エメラルド仏はタイ国民の本尊仏ともなっているだけある。
Wat Phra Keo / ワット・プラ・ケオ(エメラルド寺院)

いざ寺院内へ、入り口で清水で手を洗い身をお清めする。持参した供花を使って他の参拝者をまねて頭にかけた。ここでは靴を脱ぎ、内部へ行く。荘厳な空気に圧倒される。ただ人々が祈りを捧げ、お経を聞く。座ってお祈りをしたが、本尊仏に何だかすべて飲み込むような温かい心を感じた。仏教とは奥が深い。同じ仏教でも日本とはまったく趣が異なる。恐らくこの土地と気候と歴史そして人々の気質が異なる仏教文化を作り出したのだろうが、多くの人を温かく受け入れ幸せをくれそうなこの独自の雰囲気はとてもタイらしいなぁと思う。人々の多くが信仰心が強いのだが、それはとても自然な形で生活に浸透しているのがよく分かった。
Chakri-mahaprasad Hall/ チャクリ・マハ・プラサード宮殿

イタリアのルネサンス様式とタイの建築様式が融合した独特の雰囲気を持つ、ラマ5世が建てた宮殿前にて。苑内の植物が美しくトリミングされているのが宇宙みたいな不思議な雰囲気である。世界中の観光客がこの美しいタイ芸術を見に集まる場所である。宮内なので、銃を持った護衛兵が常に目を光らせているのも印象的であった。とてもスケールが大きく、微に入り細にわたって精巧に埋め尽くされた模様は本当に深く感動してしまう美しさである。灼熱の気候のなかに豊かにゆっくりとはぐくまれてきた芸術である。
Dusit Hall/ ドュシット宮殿

内部へ入ると、広間に象眼細工が施された玉座が置かれていた。そしてタイ王室のシンボルであるガルーダの紋章が飾ってある。玉座には柄の長い美しく飾られた傘がついていて、それを見たらずっと前に見た『アンナと王様』を思い出した。あれで王様を演じていたのは確か香港俳優だった。しかしあの映画はタイでの撮影は禁止され、放映もされなかったのだという。タイ人にとって国王は心の拠り所であり、大きな尊敬の的となっているため、その映画は国辱に値するものだったのだ。タイ人は挨拶をする際、両手を胸の前で合わせてするのだが、これは一般的な相手に対する格好である。親や目上の人には顔の鼻の高さくらいで手を合わせるのだと言う。そして最後にこの国王に対してのみ、頭の上で手を合わせ最敬礼を表すのだという。日本のお辞儀3種類といったところだろうか。
Around Grand Palace/ 王宮周辺

王宮を出て、少し歩いたところにあるチャオプラヤ川沿の船着場へ向かう。途中にマーケットや食堂、土産物屋が立ち並んでいて、人々が賑やかに行き交っていた。何種類もの豊かに実った熱帯フルーツが売られているマーケット。宿泊したホテルの朝食ビュッフェでは毎朝食べたこともないようなフルーツを試せて嬉しかった。甘みの強いものから少ないものまで本当にカラフルで多様である。私は嫌いなものが特にない人間なので、とりあえずなんでも試してみる。が、やはりタイではマンゴーが絶品だなぁと思った。今度行ったらこういったお店で買って試してみようっと。
Around Grand Palace/ 王宮周辺

先ほどのマーケットのある場所で船のチケットを買い、船着場に行く途中にあったとても美味なアイスミルクティーをビニールバッグいっぱいに入れて売ってくれるお店。砂糖やらミルクやら炊き出した紅茶やら練乳やら氷をたんまり入れて混ぜて作ってくれる。渡されるのもは左下に見えるものである。なんて惜しみないんでしょう。このちょっと厚手のビニールバッグを持ってクルージングへレッツゴー!いやはやこの甘さは忘れられない。コクのある甘さと濃厚な紅茶の味に本当にタイだなぁと思った。タイのミルクティ、アイスコーヒーともに甘党の皆さんにはとてもおすすめである。これで確か20バーツ(約60円)だったのだ!
Chao Phraya River/ チャオプラヤ川

チャオプラヤ川を北へ上ってゆくと見えてくるプラピン・クラオ橋の手前で西の方へと進んでいったところにある寺院。地図で見ても名前が分からないが、煌々と光るまばゆいお坊さんの像が後姿に見える。このあたりの川岸には水上生活者が多くあり、豊かな方もそうでない方も様々にのんびり静かに暮らしているようである。雨季のため水は汚れて濁っており、水位も高めだと言う。穏やかに、そして豊かに流れるチャオプラヤ川を眺めていたら、この水源がいかにこのタイ人の生活を長年支え豊かにしてきたかが想像できる。遠くはタイの北にあるラオスの山地を水源とするこの川は、河岸に実に多くの文化と人々の生活を恵んできたのである。
Chao Phraya River/ チャオプラヤ川

先ほどの寺院のところから少し進んだところに沢山の魚が泳ぎ集まり餌付けを待っている場所があった。集まり方が尋常ではないので、"さかなくん”がいたら大いにはしゃぎそうな場所である。ここで船主にもらったパンをちぎって与えると沢山集まってきて面白かった。なんという種類の魚なのだろう。顔がナマズのようであるが、体はマスみたいである。網で一気に沢山釣れそうなほど水面に集まってきたのだが、これは食べるための魚ではないとのことである。観光客が次から次へとここまでボートで来ては餌付けるからか、とてもよく肥えた魚であった。